悠真塾が掲げる「根本のチカラ」の最も中心に位置付けられる中身は「ゆるむこと」と「心と身体の軸(センター)」です。
「軸(センター)」は、ゆる体操の理論的バックボーンとなる運動科学の考え方では、「丹田」などと同じ身体意識のひとつで、最重要の装置とされています。
「ゆるむこと」は、正しい「軸(センター)」が形成されるためにも不可欠の要素で、心身の健康や高能力の土台に位置付けられるものと考えられています。
この「ゆるむこと」と「センター」を開発するための非常に有効なメソッドが「ゆる体操」ですが、この「ゆる体操」を小学生向けに導入するに当たっては少し工夫が必要だと私は考えました。
終始ゆったりとした動きで構成されている「ゆる体操」だけでは、多くの子どもが退屈をしてしまうのでは?・・・という懸念があり、プログラムの中に、身体を思い切り動かし、発散させる要素を入れる必要があると考えて空手を加えることにしました。
空手のクラスに関しては現在、小1の娘のみが参加をしていますが、娘はすっかり空手が好きになったようで、毎回の稽古を楽しみにしています。
空手の稽古の中にも勿論、「ゆるむこと」と「軸(センター)」を育てる要素が多分に含まれていますが、
一方、実際に動いてみると、太股の前面や外側が固くなったり腰が反ったりと、「ゆるむこと」と「軸(センター)」を身につける上でのマイナスの影響も少なからずあります。
娘にもその不快さがわかるようで、「こんなところが固まっちゃった」と訴えることがありますが、それを取るためにゆる体操を行うと、「固まった状態」と「ゆるんだ状態」の違いがよく理解できるようです。
固まるような運動をわざわざ行った上で、それをゆる体操で取り除く
・・・というトレーニングの進め方は一見非効率に思われますが、物事を感覚で捉え、失敗や試行錯誤を通して理解・体得していく小学生にとって、実は非常に合理的なアプローチになっているのではないか?と最近は感じ始めています。
ということで、空手をやってみたい小学生の皆さん。
悠真塾で一緒に、稽古をしてみませんか?